2000年の年賀状用に描いたイラストです。これも絵の中に絵があるので前作につづき『トリックアート』っぽくなっています。上から見た『俯瞰タイプ』の作品はこれが初めてです。この作品についてよく言われるのが、「右上の人物は誰なのか?」ってことなんですが、1999年当時、この人物についての特集がよくテレビや雑誌でとりあげられていました。もうおわかりかと思いますが、かの『ノストラダムス』なのです。この年はこのヒトのおかげで「いつ、世界が終わるんだろう・・・」などと考えながら、ちょっとビクビクしながら毎日生活していました。(おおげさ)
結局、ソレらしいことは何も起こらず、こんなのんきに年賀状を描く時期になってしまったことをヒニクってこの作品を描きあげました。
『ノストラダムス』を奥に描き、『辰年の年賀状』を手前に配置することで『ノストラダムス』はもう過去の人ってことを表しています。
毎年『年賀状イラストシリーズ』を描いているのですが、今回もギリギリに完成しています。 |