「ねこと牛」を描いたときから、「毎年、干支の年賀状リアリズム絵画を描こう」と心に決めていたので、1年後には『虎』を描くとわかっていたのですが、なかなかアイデアが浮ばなくって、考えていたら12月過ぎてしまいました。そんなある日、東急ハンズにカレンダーを買いに行った時、ふと目に止まったのが、『コネコが鏡を覗いていて、その鏡に映った姿がライオンになっているという合成写真』が表紙のカレンダーでした。これを見て私は「この鏡は未来を映す鏡で、覗いているのはあきらかにコネコなのになぜか将来はライオンになってしまうのか・・・。それとも、コネコなのに大きくなったらはライオンになりたい。あきらめなければ、必ず夢はかなうんだ。ってことを訴えかけているのでは。」と勝手に解釈しました。「これはいいかも」と思いさっそくウチへ帰り、ラフスケッチが完成し、イラストも出来ました。 |