英国王室御用達の誉れ高いロイヤル・ドッグ。
 12世紀のヘンリー2世に愛され、 今日ではエリザベス女王が18歳の誕生日(1944年)に父君からプレゼントされて 以来飼い続けている愛犬として有名です。
 ペンブロークの歴史は1107年までさかのぼることができ、直系の祖先犬は、フランドル(フランスとベルギーの大西洋に面した地方)の織工がウェールズに移住してきたときに連れてきたスピッツ・タイプの犬とも、バイキングが活躍していたころにスウェーデンの犬がこの地に居残ったものともいわれています。古くはヘンリー2世(1133-1189)、現代でもイギリス王室に愛され続け、王室の犬といえばこの犬種と思われているほど。ペンブロークはおもにウェールズのベンブロークシャー地方で飼育され、農場などで作業に使われていましたが、現在は家庭犬として世界中で愛されています。