柴は日本古来の土着犬。「シバ」とは「小さいもの」を意味する古い言葉。
 柴犬のルーツには諸説あり、そのひとつとして、縄文時代の遺跡(四国・上黒岩遺跡)から柴の骨が発掘されていることから、同時代に南方から渡来した民族が連れてきたと考えるという説があります。いずれにしても、太古の時代から人間とともに暮らしていた犬種であることは確かなようです。昭和12年には天然記念物に指定されています。かつては狩猟犬として活躍しましたが、今は家庭犬として飼育され、国内はもちろん、アメリカをはじめ、海外での人気も高まってきています。